うきよめぐり

アラサーが仕事を辞めて留学した徒然日記

<オーストラリア> ~1ヶ月の区切りちゃん

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あっという間に1ヶ月

 オーストラリアに来て、1ヶ月が経ちました。ホームステイは1ヶ月の契約だったためシェアハウスへ引っ越しました。日本にいたときは、シェアハウスなんて、聞いただけで神経すり減りそうな環境は断固拒否!とか思っていましたが、結局シェアハウスに住んでいます。シェアハウスの良し悪しについてはまた別の記事に記載しようと思います。今回は、長かったような短かったような1ヵ月を、右も左もわからない海外でひとり過ごした区切りとしてまとめようと思います。

 少し話は違いますが、私の引っ越し遍歴について記事にしてあります。これは、半年間に3回引っ越した私の部屋の紹介と、その感想、プラス費用についてです。

ukiyomeguri.hatenadiary.jp

学校生活

 学校ですが、今のところ無遅刻無欠席の皆勤賞です。胃腸は弱いですが、体調を崩すことが滅多にない私としては当然の結果ですね。はっはっは。

 現在のクラスは18人くらい(よく人が入れ替わるので、正確な人数はわからん!)いるのですが、全員揃うことはそうそうありません。というか、「今日は朝から全員いる」というのを体験したことがないですね。だいたいは、朝一の授業開始時間にいるのは3~4人くらいで、その後パラパラ適当に来て、午後には10~15人揃うというところでしょうか。そんな中、唯一の無遅刻無欠席者である私。つまりは優等生です!素晴らしい!

 お国柄なのかもしれませんが、海外の方はルーズな人が多いように思います。日本人でももちろんルーズな方はいますが、海外の方はより怠慢な気がします。

 例えば、朝一で来る人はクラスの半分くらい、いや、半分もいないか、4分の1くらいですね。病欠の人もいると思いますが、だいたいが寝坊か、朝から来る気がないかのどちらかですね。日本でも大学ではそうなんですかね?大学に行っていないのでわかりませんが、適度に休んで、必要な出席日数分だけ登校するというスタイルが主流なんだと思います。  まぁ、それが疲労困憊しすぎない賢いやり方なのかもしれませんね。そうだとしても、お昼休憩の前に登校していた場合、午後の授業には確実に間に合いますよね?ところがどっこい、午後の授業に10分ほど遅れて来ます。あれは何故なんでしょうね。不思議でならない。早め早めに行動したい私としては、一緒に行動しているとハラハラしてしまいます。1年皆勤賞を目指している私は、もちろん「先に行くわ」と彼らを置いて行きます。

 授業は、午前2時間、昼にマイスタディータイムという自習時間が1時間、午後2時間の3部構成です。学校によって時間割が異なると思うのですが、この学校は昼の2時半には授業が終わります。そのため、バイトをする人にとっては、少しの休憩や勉強してからバイト先に行けるのが利点ですね。1ヵ月目の時点ではバイトをし始めたくらいだったので、あまり疲れていませんでしたが、今(留学8か月目)ではこの時間に昼寝をするか、宿題をするか、復習・予習をするか、その時の状況によって好きに行動しています。よっぽど疲れていなければだいたい勉強しています。私は書きながら改めて自分の中で意味やルールを確認することで記憶するタイプなので、だいたいノートを作っています。

 私の勉強方法については、そのうち紹介したいと思います。

 話を戻しますね。  クラスは英語のレベル毎に分けられていて、私は今Intermediateという中間レベルのクラスにいます。学校のクラス構成はナビタスのホームページの「course level guide」を参照してください。

 そのレベル毎に教科書があり、先生が教科書の中から必要なユニットをピックアップして授業してくれます。授業は先生がパソコンで編集したものがホワイトボードに映し出され、それをもとに勧められます。だいたいの先生はパワーポイントを利用していますが、たまーに教科書のみ使用して授業を進行する先生もいますね。

 授業自体はディスカッションがメインです。教科書にあるリーディングやリスニングなどの問題を解いたら、パートナー(席が近い人)同士で解答を確認し合い、答えが異なる場合は理由を説明し合って、正当性をディスカッションすることが多いです。これは別の話になりますが、私は日本語ですら読むのがとてつもなく遅く、早くリーディングすることが苦手ですね。未だに読むのが遅く、早く読めるように訓練中です。いい方法が見つかったら紹介したいと思います。

 グラマーは、日本と同じような授業です。先生がルールを説明して、例文を読んで、問題を解くというスタイルです。最初の頃は、英語で説明されているルールを読解することに苦労しましたが、徐々に、日本で英語を勉強していたときよりもわかりやすく感じるようになりました。日本語に直すから、よくわからなくなることもあるのかもしれませんね。その理由自体はよくわかりません。先生におススメされて、私が愛用しているのは、Cambridgeが出している「English Grammar in Use」という青い本です。Amazonで購入できると思いますが、個人的にはその本がめちゃくちゃ分厚くて重いので、アプリがオススメです。値段を忘れてしまいましたが、テキストと同じくらいの値段だったと思います。1キロはありそうなテキストを持ち歩くより、スマートフォンタブレットのアプリで隙間時間に復習する方が断然楽です。例文は音声やイラストが付いているので、記憶しやすいです。しかし、これを教科書とするならば、紙の方が見やすいかもしれません。いかんせん、私は電子より紙媒体が好きな人種なので迷いますね。

 日本の授業と大きく異なることは、必ず朝一はウォーミングアップと称したゲームをすることですね。やらない先生もまれにいますが、記憶を呼び起こすために、昨日の授業で学んだ単語当てクイズやアクティビティーを行います。ある説によると、「記憶と感覚はリンクしている」と言われています。たとえば、「お線香の匂いをかぐと、今は建て替えられた田舎のおばあちゃん家を思い出す」や「天国と地獄を聴くと、小学校3年生のときに、運動会のかけっこで盛大にこけたのを思い出す」などがそれに値するそうです。そのため、授業でちょっとした競争をすることで、勝ったときの喜びや負けたときの悔しさが記憶とリンクして、その競争で出てきた単語などを記憶しやすいそうです。人間の脳の不思議ですよね、面白いなぁと思います。また、ゲームだと、英語がそこまで堪能でなくてもそれなりに楽しめるので、ゆるゆるなモチベーションで過ごすことができます。ブラジリアンとコロンビアンがとても面白くて、いつも爆笑していました。日本の授業でも取り入れたらいいんじゃないかなと思います。

 個人的な意見ですが、グラマーはそこまで難しくはありません。だいたいが中学や高校で習ったことのあるものなので、忘れていたとしても、「ああ、そういえばそうだったなぁ」と記憶が呼び起こされます。この頃は、というか今もですが、リーディングとリスニングがとにかく難しいですね。というか、グラマー以外は目も当てられないような状況ですね。特に入学当初は、ほんとにリスニングができなくて、先生の説明もほとんどわからず、チンプンカンプンでした。当時は周りを見て前習い状態でしたが、今思うともっと「わからない!」と声出して言うべきだったかなと思います。「わからない」と言わないと「わかっている」と思われてしまいます。文章にすると当たり前に見えますね。というのも、これは私だけなのか、日本の文化なのかわからないのですが、あまり考えずに「わからない」と発言するのは相手に失礼であり、自分で考える能力のない人間であると自ら誇示しているように感じてしまします。なんでなんですかね。今では、理解しないまま行動することの方が時間の無駄だと思っているので、授業中わからなければ、すぐ「わからない」と言うようにしています。

 あと2週間で、Upper-Intermidiateに持ち上がる予定です。私の英語レベル遍歴については別記事にしようか迷いますが、ここで少しお話しますね。

英語の出来高

 入学当初からこの1ヶ月についてのお話ですね。上記した通り、授業に慣れてきたとはいえ、授業についていくことで手いっぱいの状況でした。クラスメートは、私がペーパーテストの点数がいいから「頭がいい、ジーニアス」と言いますが、正直、喋れないことと聞き取れないことに膨大なストレスを感じていました。うちのクラスはラテン圏の人たちが多く、英語を話すのが上手です。母国語がポルトガル語スペイン語なので、英語と似ているものもあり、覚えるのが容易なんだそうです。先生は、「彼らは話せているかのように聞こえるけど、文法がぐちゃぐちゃだからね」と言いますが、「もっと彼らと話したい、ディスカッションでもっと自分の意見を言いたい」と思っている私にとって、ペーパーテストの点数が彼らより断然良くても、なんだか凄まじく落ち込みます。

 そして、クラスに「あい きゃんと えくすぷれいーーん♡」と、上目遣いに目をパチパチ瞬かせている子がいるのですが、その子を見てゾッとしました。同じ穴の貉にはなるまいと誓った瞬間です。

 というか、ラテン系の彼らは致命的に文法ができません。本当にびっくりします。ディスカッションで生き生きしていた子が、グラマーになると急におとなしくなるのは少しかわいいですよね。だからきっと、話していることもぐしゃぐしゃなんだろうけど、不思議なもので、いくらぐしゃぐしゃな文法で話しても、会話は成立するんですね。

 例えば、日本に訪れた外国人が「ワタシ、イキタイ、トウキョスティション、ワタシ、ワカラナイ、ミチ、ミギ、ヒダリ」と言われても、「ああ、東京駅までの道のりが知りたいのね」とわかりますよね。ここまでひどくはないかもしれませんが、彼らはこんな感じなんだと思います。

 クラスで一番仲良しの子にこの話をしたら、「カモーン!あなたはグラマーができるから、慣れてくればできるよ。ほとんどのアジアンは話すのが苦手だから、気にしなくて大丈夫だよ!」と言ってくれました。いい子ですよね。

 でもやはり、心配だし困るのは私だし、先生に相談しました。亀の甲より年の劫ということで先生の判断に一任することにしました。結果、そのままクラスに滞在することになりました。「もっと自信を持ちなさい」と言われましたが、なかなかすぐに自分の殻を割るのは難しいですよね。未だに自分の英語に自信がありませんよ。

 この時点では、ここが最大の壁かなと思っていましたが、その後何度も心が砕けかけたので、おいおい記事にしていこうと思います。

どうにか生きてます

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 私生活については、1ヶ月経ってやっとオーストラリアに慣れてきたという感じです。スーパーでの買い物をできるようになったし、電車やバスも乗れるようになりました。ただ未だにバスを乗る際にはグーグルマップ必須なことが多いです。いや、本当に、オーストラリアのバスはわかりにくいです。逆に、日本が分かりやすすぎるのかもしれません。とにかく難しいです。

 紙幣については、まだまだ慣れませんね。紙幣の色が値によって異なるので、慣れると色で判断してお金を出せるようになるらしいのですが、私は一生そうならない気がします。日本でもそうだったのですが、いかんせん現金が嫌いなんですね。小銭は重いし邪魔だし、紙幣がお財布にたくさん入っているとお金持ちな気がして散在してしまうので、私にとっていいことが何一つありません。つまり、カード派ということですね。オーストラリアではデポジットカードが主流となっており、銀行のキャッシュカードがデポジット機能付きなのでとても便利です。ICカードになっているため、ピピっと簡単に支払いが完了します。日本のように、お得なポイント制はありませんが、私のニーズを満たしてくれているので満足しています。

 あー、お腹空いた。果たして、1年後の私はどれほど太っているのでしょうか!徐々に夏が近づいていますよ。毎日暑いです。明日はビーチでBBQ!(オーストラリアではBBQのことをバービーと言います)